TAKEO KIKUCHI × HARRIS ELLIOTT × CA4LA TRIPLE COLLABORATION HAT

TAKEO KIKUCHI × HARRIS ELLIOTT × CA4LAトリプルコラボレーション

1984年に創設された日本のファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」と、そのクリエイティブディレクターである菊池武夫氏とも親交の深いロンドンのスタイリスト ハリス・エリオット、そしてCA4LAのトリプルコラボレーションが実現。
『帽子は毎日かぶっている』と公言するほど帽子への愛着が深い菊池氏監修の下、ジャズマンやルードボーイ達の愛用品としてお馴染みのポークパイハットを、氏のイメージを忠実に表現するために、CA4LA FACTORYで新たに型を起こし、古き良きスタイルを現代的なシルエットで再構築。完成したハットに、ハリス・エリオットがロンドンの蚤の市で探してきたヴィンテージのピンバッチをあしらい、ルードな雰囲気がより色濃く反映された逸品に仕上がりました。

ピンバッチはヴィンテージのため、1点1点違うデザインになるスペシャルアイテムです。

Vintage Deco Fur Felt Hat

¥27,000(税込)COLOR:BLACK

MORE DETAIL

※付属のアクセサリー類はヴィンテージにつき、帽子 1 点ごとに全て異なるアクセサリーが付きますので、何卒ご了承くださいませ。

INTERVIEW

タケオキクチ × ハリス・エリオット × CA4LA トリプルコラボレーション
2017年10月27日 表参道店インタビュー

今回ハリス・エリオットが縁となり、タケオキクチとハリス・エリオットとCA4LAのトリプルコラボレーションが実現いたしました。このお話をお聞きになってどう思いましたでしょうか?

菊地 武夫:二か月前にハリスが来日をした時に食事をしたんですよ。その時に10月にCA4LAとコラボレーションをやるのでもし何かあれば一緒にやらないといってくれた。
だから漠然と何をやるのか全然わからなかったんですけど、ハリスがやることだから多分すごい面白いことがあるのかな、という感じでしたね。

Harris:CA4LAとはこの数年一緒に仕事をしていますが、私自身とても楽しんでいますし、リスペクトしています。そしてタケオキクチ先生とも大体同じくらいの期間、ここ二年ほど仕事をしてきたので、自分が関わっている二つのブランドを繋げることができるいい機会だと思いこのプロジェクトを提案しました。タケオキクチはいつも帽子を被っているので、帽子が彼にとって重要なものだとわかりますよね、私にとってもそうです。なので、僕たちが何か一緒にできるんじゃないかっていうのはすごくしっくりきました。みんな、帽子に対する愛がありますからね。

トリプルコラボレーションHATのこだわったポイントをそれぞれ教えてください。

菊地:僕の場合はいつも帽子被ってるんで、自分にフィットするようなものをいつも探しているわけですよ。自分で作るのもありますけど、やっぱり帽子は帽子専門店で作ってるところじゃないと長い間被るのに満足できないんで。それもあって、持ってないタイプ、今まで。それと今回この形を選んだ理由は、もう亡くなりましたけどレイが被ってるポークパイみたいな、ちょっとスパニッシュみたいな帽子をレイ・ペトリさんが被っていたんですよ、ずーっと。その帽子がすごく印象的だったので、それを僕の顔に合うように別の形で作ったら欲しいな、というのがまずこの帽子を作った理由です。

Harris:まずコラボレーションについてお話しすると、三つのコラボはいつも本当に難しいんです。というのも、通常コラボレーションというのは二つであることがほとんどなので、それが三つとなると少し複雑になってしまうんですよね。それぞれをどのようにすればうまくいくのか探りながらのチャレンジとなりました。私は多くの場合ヴィンテージの要素などを取り入れながら進めていくので、そういうピンやアクセサリーが私たちの目指すスタイルにどのように活かせるかが重要なポイントでした。
レイ・ペトリはタケオキクチにとって非常に影響力のある人物だったそうですね。私は彼に会ったことはありませんが、彼の率いたバッファローの活動もまた、同じように偉大でした。このようなことに加えて、ブリティッシュの要素なども頭に入れながら進めました。ピンに関しては、少しイングリッシュスタイルの雰囲気があるものを選びましたし、色々な要素をミックスさせることによって、多種多様なあらゆるスタイルに結びつくのだと思います。

菊地:(ヴィンテージのピンバッヂなどについて)すごくかわいいと思う。

Harris:もっと言えば、ほとんどの場合、コラボレーションというのは同じものを作りますが、私はCA4LAとのコラボレーションではそれぞれに違う、ヴィンテージのピンを使いたかったんです。そうすることで手に取る人それぞれが、”個性”というものを感じられると思いました。
大量生産ではないので、個人に向けたものを用意できますし、ハットそれぞれに異なるピンをつけることができます。つまり手に取るすべての人にとって、そのハットがオリジナルデザインとなり、その人の個性となるのです。そのただ一つのハットを手に取ってもらうことが、コラボレーションにおいて私がとても大切にしていることです。

どんなスタイルに、またはどんな方に被ってもらいたいですか?

菊地:それは難しいね。やっぱりそのほしいと思う人が被られて、格好良くなってほしい。それの道具の一つになればいいんですけど、それはその人の被る個性がものすごく重要なので、自分が納得できて、自分の顔とか個性に合ったと思った人が被ってほしいっていうのがありますね。帽子だけを買うっていうんじゃなくて、自分の体の一部として帽子が存在するような形で被ってもらえると。

Harris:全くその通りですね。それぞれのハットに違うピンをつけるアイディアというのは、ただ単に帽子を買ったそのまま使うというだけではなくて、自分のピンを使ったり、ピンを洋服につけたりできるっていうことなんです。こういう風に被らなきゃいけない、みたいなルールはないし、あらゆるアイディアは個性を活かすためにあると思います。ピンは一つなのか、それとも三つなのか、洋服に付けるのか・・。手に取る人が自分のことを表現するために、カスタムに興味を持って帽子を被ってくれたらいいなと思います。

帽子についてお聞きしたいと思います。お二人はいつ頃から帽子を被り始めたのでしょうか?

菊地:僕はね、10代の中盤からちょっと後くらい。後半に行く前くらいから帽子被ってましたね。それと僕は10代の後半に、もう髭を生やしてたんですよ。だからそれもあって自分の顔に合うような帽子を探してましたね。結構なかったんですよ。日本ってすごく範囲が狭いしいろんなキャラクターが割といないんで、どっちかの形の人ばっかりっていう形の中で僕はちょっとはみ出てたんで、被る帽子探すのが結構大変でしたね。横浜にポピーさんっていう今でもありますけど洋品雑貨の売ってるところで、注文して、大きさとかそれを顔に合わせて作り直してもらってた。だからそうやってなんとなく自分の顔が普通の帽子被っても結構ほとんど似合ってない、自分の顔の個性に合う形と生地とかそういう色んなのを作り変えてオーダーするみたいな形で帽子を作ってもらってました。だからもう、ずーっとそれからあと延々に今の78歳になるまで一日もかかさずに被ってる。

Harris:私が帽子を被り始めたのも同じ頃で、私が16歳の時でした。ニューヨーク ヒップホップにとても影響を受けていた頃で、バンドだとトライブ・コールド・クエストや、ブリティッシュのラッパーで、ニューヨークで活動していたモニー・ラブなどがいました。アフリカンスタイルにインスパイアされた帽子が大好きで、それは大きなレザーのトップにレザーのボトム、外側に刺繍のようなものがありましたね。
ロンドンの北部へ旅行に行ったのを覚えています。若い頃は普通、自分の生活している場所から離れず、あまり旅行などはしないのですが、私はその帽子が欲しくてたまらなかったんです。ロンドンで取り扱っているのは一件だけだったので、セブンシスターズまで探しに行きました。この頃、まわりでは一体何が起きているのか、80年代後半のヒップホップにとても影響をうけていましたね。よく覚えているのはその帽子を買いに行ったことを、自分の使命のように感じていたことです。私のまわりには、こういう帽子を被っている友達は一人もいませんでしたが、私にとっては、とてもやってみたいことでしたから。

最初に被られた帽子は覚えていますか?

菊地:一番最初に被った帽子はね、ハンチング。ただ、八枚ハギの。色がね、覚えてますけどね、赤とピンクの間みたいな色の。それを被ってましたね。

Harris:私のが最初に被った帽子は、黒のレザーで出来ていて、外側に赤と黄色の刺繍が入った帽子でした。深い赤、金や黄色に見える、アフリカのケンテ布にインスパイアされたとてもカラフルな帽子でしたね。
そう、上下が黒のレザーで、真ん中が赤と黄色。円形の帽子でつばはなく、ピルボックスのように上が平たい、すごく大きい帽子でした。

帽子というアイテムへの思いをそれぞれお聞かせください。

菊地:もうね、被ってられるんだったらずーっと。もう顔の一部みたいな感じなんですよ、帽子は。ヘアスタイル。僕は今もう短いですけど、ヘアスタイルと同じ感覚になっちゃってる。だからもう洋服よりももっと身近。

Harris:私は帽子をファッションではなくスタイルだと思っています。ここにいる自分自身の一部のように。本当にごくたまに、帽子なしで外に出かけると、いつも決まって裸でいるような気分になります。なので、週のほとんど、6日か7日は帽子を被りますね。私という人間の一部だと感じていますし、そういう意味ではヘアスタイルと似ているかもしれません。帽子は私の一部であり、私の個性の一部なので、帽子を被っていないと違和感があります。

菊地:たぶん僕もほぼ同じような感覚だと思いますね。

Harris:多くの人はスタイルが靴で完成されるといいますが、私とっては、スタイルや顔は帽子で決まると思っています。帽子は私にとって靴よりも重要なものです。

菊地:たぶん僕もですよ。被ってられるんだったらお風呂につかりながら帽子被ってても平気なくらい。

Harris:そうですよね!私もです!

ファッションにとって帽子の役割とは、また、日本の帽子文化をそれぞれどうお考えでしょうか?

菊地:それものすごく難しいね!ファッションで帽子を必要としない方法なんかいくらでもあると思うし、だからその服が、体を取り巻いているものが帽子を必要ないとするものはやっぱり帽子が必要ないのかもしれない。だけど作ってる方がじゃなくて着る側ね、自分に置き換えたら絶対帽子は存在してなきゃ困る。でもやっぱりファッションって変わるから、その変わる中で帽子も変わっていくわけじゃないですか。だからそれが楽しいっていえばすごい楽しい。顔は変わらないけど帽子はやっぱり変遷っていうかそういう流れの中で別の形になってくるし。非常にでも難しいね、ファッションとの問題ってね。

Harris:帽子は、自分自身をどう見るか、その個性とどう向き合うかに変化をもたらしてくれるものだと思います。80年代から現在まで、帽子がより大きな役割を担ってきたことは明確です。イギリスで言えばフィリップ・トレーシーやスティーブン・ジョーンズなどのデザイナーは、世間の帽子への関心を高め、帽子はより意識されるようになりました。ファッションにとって、帽子はとても重要ものだと思います。そして特に日本では日常的に人々が帽子を被っているので、とてもインパクトがありますよね。他の国でも、最近では少しずつ受け入れられるようになってきていますが、帽子は必需品ではないのでしょう。しかし先ほどもお話ししたように、帽子はファッションにおいて、靴や他の何よりも重要なのです。

菊地:ハリスに質問なんだけど、日本の人って帽子被ってる人が多分世界の中でも多い方だと僕は感じてるの。でも外国行くと被ってる人すごく少ないし、似合ってる人は被ってるけど一般の人があんまり被ってない。やっぱり。それは僕の印象だけど、ハリスはどう?

Harris:そうですね、私もそう思います。日本へ来ると、帽子を被ることは生活の一部になっているので、つい笑顔になってしまいます。イギリスでは、帽子を被っていると人からじっと見られることもまだまだ多いですよ。ごく当たり前のことなのに「おっ、ハット被ってるの?イカしてるね!」みたいに言われるのは、私にとっては「ズボン履いてるの?いいね!」みたいな感じなんですよ。なんて返したらいいんだろうってちょっと驚いてしまいます。なので、日本では帽子が毎日の一部になっていることが素敵だなと思います。

菊地:(帽子を被ることに対して)特別感があるのかもね。

ズバリあなたにとって帽子とは何でしょうか?

菊地:体の一部、私はね。

Harris:自分が自分らしくいられるようにしてくれるもの。70年代のジャマイカ映画、『ロッカーズ』にすごく影響をうけました。スタイルやファッションについて考えるときに、私にとって大切な映画です。立ち振る舞いどうこうでも、流行り廃りでもなく、自分はこうなんだっていう。『ロッカーズ』はご存知ですか?大好きな映画です。

20周年を迎えるCA4LAに一言、またCA4LAに期待することを一言お願いいたします。

菊地:僕これはいろんな意味で仕事として継続してやっていくっていうのはすごく大変だと思うんですよ。たぶんそのCA4LAが20年前に始めた頃って今が2017年だから90年の後半、その20年がもっと今後40年50年100年っていう単位で続けてやってほしい気持ち。僕はもうちょうど実際に洋服やり始めて50何年やってるんで、続けてどんどん歳を重ねていくスタートみたいな雰囲気に感じています。

Harris:この何シーズンか、CA4LAと一緒に帽子を作ってこられたことを光栄に思っています。とても楽しんでいますし色々なことを学んでいるので、これからの20年もCA4LAと一緒にやっていけるのを心から楽しみにしています。

Harris:私が初めて日本に来たのが2000年の初めで、CA4LAの帽子を初めて買ったのは15,16年前になります。イギリスでは自分の好きな帽子や似合う帽子がなかなか見つけられなかったので、明治通りにあったCA4LAにいつも探しに行っていたんですよ。なので、今こうして一緒に仕事ができていることが本当に嬉しいですし、とても尊敬しています。CA4LAというブランドがこれからどうなっていくのか、とても楽しみです。

  • Interview Movie SHORT Ver.

  • Interview Movie  LONG Ver.

PROFILE

TAKEO KIKUCHI

菊地 武夫

1984年にTAKEO KIKUCHIを発表し、2003年に一度クリエイティブ・ディレクターを退く。2012年、クリエイティブ・ディレクターに復帰することで、商品開発の枠を超えブランドプロモーション、店舗アトモスフィー、クリエイティブ表現などブランディングに関する全てのディレクションを行い、ブランドの世界観の再構築を行うと共に、これまで時代と共に駆け抜けた貴重な経験や、自身の完成を若い世代に継承する。

OFFICIAL WEBSITE

HARRIS ELLIOTT

ハリス・エリオット

クリエイティブディレクター、スタイリスト、デザイナー。スタイルとカルチャーを融合させて創り上げるスタイリングに定評があり、ジャマイカ、キングストンのカルチャーとオリンピックとの融合やミュージシャンのスタイリング、東京でのコレクションのディレクションまで多岐にわたって活躍。日々の生活の中で人々からインスピレーションを受けている。
また、長年にわたりコラボレーションをしているフォトグラファーの"ディーン・チョークリー"と共に“RUDEBOY"(ルードボーイ)の復活に情熱を注ぎ、2014年にロンドンのサマーセットハウスで『RETURN OF THE RUDEBOY』展を開催。6万5千人以上が来場して大きな話題となった。2015年3月には『RETURN OF THE RUDEBOY』展の海外初となる日本巡回展をラフォーレミュージアム原宿で開催し、日本でも多くの反響を呼んだ。

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