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帽子の肖像 Profile.21
Bose(スチャダラパー)

帽子が本当に似合う人。それは格好良く年齢を重ねた大人かもしれない。
スタイルの変遷、年輪が醸し出すものが、帽子をかぶった肖像に現れる。
連載「帽子の肖像」では、2枚のポートレート写真、そして5つの共通質問に対する短い言葉から、帽子の達人たちの肖像を浮かび上がらせます。
21回目は日本を代表するヒップホップグループ、スチャダラパーのBoseさんが登場。
今回、Boseさんのトレードマークである「B」キャップの秘密が明かされる。

 

5 QUESTIONS TO
 Bose

“ほぼ髪型だと思っていますね”

 

あなたが帽子をかぶり始めた時のことを教えてください。

最初はジャイアンツの野球帽だったと思うんですけど、帽子は子供の時から好きでかぶってました。昔の野球帽って、ツバの下にメガネみたいなのが付いていたり、上に笛が付いていたりとか、ギミック付きのがあったじゃないですか。そういうのが大好きで(笑)。髪型を気にするようになった中高生の頃はかぶらなかったけど、ラップが好きになって、再びベースボールキャップをかぶるようになったのは18、9歳の頃。当時は“ラッパーは帽子をかぶっているべき感”はありましたね。

  

あなたが憧れる(憧れた)帽子をかぶる人とは?

最初はやっぱりビースティ・ボーイズかなあ。古着っぽいTシャツにデッドストックっぽい[アディダス]の“キャンパス”を履いていたり、そこにキャップをかぶっていて。ラフなんだけどちょっとお洒落な感じのファッションで、どれも“そこらで適当に買ってきた”みたいに見えるけど、いい感じなんですよ。キャップも普通だけど、実は超こだわっているかもしれないみたいな。そういうところに全部影響受けましたね。

 

あなたが帽子をかぶる時に気をつけていることを教えてください。

野球帽のかぶり方って色々好みがあるじゃないですか。僕はちょい曲げでしっかりかぶるのが好きで、この感じが完成系。でもTVの撮影とかだとツバで顔が影になったりするから、いつも「少し帽子を上げてください」って言われるんですよ。「いや、上げたくないんだって!」って(笑)。だから同じ見た目でも少しツバを短くしたバージョンを作ったりしてます。いろんな服装に合わせられるように同じ赤でも微妙に違うトーンの赤の帽子を揃えていたりもするけど、特にこだわってるとは思われたくはなくて。あくまで「普通」でいたいという。

 

今日かぶっている帽子について、教えてください。

これはDURABLEという帽子を作っている友人にお願いしているもの。僕も何十年と色んなキャップをかぶってきたけど、自分の理想の形を作ってもらえたんです。僕らみたいないわゆる日本人の頭の形だと、そのまま帽子をかぶっても憧れたラッパーみたいにはならないんですよ。この帽子はツバの幅や、かぶりの深さを緻密に調整してあって、“ああいう風に見える”んです。オーダーするときは生地や裏地を変えたり、「B」のロゴも色んなパターンを作ってもらってます。僕専用の帽子はもう一生作ってもらおうと思ってます(笑)。

 

あなたの人生にとって帽子とは?

自分に似合う帽子を作ってもらうのも、僕らが音楽でやってきたことも哲学的には似てて。ラップが好きでも、海外の声量のある人が歌うような太い声のラップは自分たちにはできないから、僕みたいな声で歌っても違和感が無いような音作りをするし、環境が違えば歌う内容も違ってくるはずで。まんま直訳ではなくて、どうやって“翻訳”するかにこだわっているかな。僕にとっての帽子は、髪型の代わりに帽子をかぶっているようなもので、“ほぼ髪型”だと思っていますね。しかも一瞬で変えられる髪型(笑) 

撮影:清水健吾
編集:武井幸久(HIGHVISION)

Bose/ ボーズ

スチャダラパーのMC担当。1990年にアルバム「スチャダラ大作戦」でデビュー。以来、なんやかんやあって、現在に至る。個人活動としては、テレビ・ラジオ・CM出演、ナレーション、執筆、ゲーマーなど、幅広いジャンルで活動中。

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